不動産投資に興味がある人は新築マンションにも興味がある人が多いのではないでしょうか。この物語は新築マンション投資が抱えるリスクをさらけ出します。
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2017年10月融資申込から2ヶ月が経ったころ、BJから申込を行った銀行からは、全て融資不可の回答が届いていた。
B信金からも音沙汰がなかったため、半ば諦めていたが、ダメもとでB信金担当者の木本に連絡してみた。
木本「まだ本部から回答が来ていませんが、前向きに検討しているところです。もう少しまってもらえませんか。」
私はBJ担当者の塚本に、その旨伝えて、もう少し待ってほしいと依頼した。
そこからさらに3週間が過ぎ、私はバンコクに来ていた。余談ではあるが、バンコクの友人とバンコクでゲストハウスを立ち上げたいと思い、現地視察に行っていたのだ。


バックパッカーの聖地と言われるカオサンをはじめ、バンコクにはオシャレなゲストハウスが多く、デザイン性などとても勉強になる。
少し話題がずれたが、バンコク滞在中に木本さんからLINE連絡があった。
木本「明日には回答がでます。連絡はどうしたらいいですか。」
ユメ「いま、バンコクで電話できないので、LINEで教えて下さい。」
翌日も35℃を超えるなか、バンコクのゲストハウス候補地を視察した。
夜に友人とローカルのレストランでタイ料理を食べていたときに、木本さんからLINEに連絡が届いた。
木本「融資承認がおりました! 新築やりましょう!」
私はその場で友人と乾杯をした(友人は付き合わされていただけだが、、、)。
私はよしりんと塚本さんに連絡を入れ、土地の売買に向けて決済準備を依頼した。
帰国後、土地の売買契約を行い、つなぎ融資を実行した。
その他にも、設計プランの内容を詰めていく必要があるため、急に慌ただしくなった。
しかし、夢の実現に向け大きな一歩だったし、私の中ではすでに「勝った!」という意識が先行していた。
みなさんに知ってほしいこと
それは、メチャメチャ当たり前だが、新築は完成引渡後、満室にするまで終わらないということ。
そして、私の新築はまだ終わっていないということ。
もう少し話を進めたいと思う。
売買契約が済んだ後、白木建築士を入れて設計プランを検討することになった。
私は、建築士との打合せで自分のイメージを伝えられるように、建築デザイン作成アプリをダウンロードした。
スマフォの小さな画面で寝る時間を削って必死にデザインを考えたのだ。


妻はとなりで呆れ返っていた、、、
しかし、こうしてイメージをビジュアル化したため、白木建築士との打合せは非常にスムーズに行うことができたと自己満足していた。
この物語は事実に基づいて構成していますが、登場人物や金額など個人の特定に繋がる情報、契約に関する内容は変更しています。