新築マンション投資

不動産投資 新築マンション【裏切り】

不動産投資に興味がある人は新築マンションにも興味がある人が多いのではないでしょうか。この物語は新築マンション投資が抱えるリスクをさらけ出します。

 

2019年8月某日、夜の9時、真っ暗な建築中のマンションの一室で3人の男、ユメ(この物語の主人公)、南田(建築会社社員、営業)、田中(建築会社社員、工事監督)はこれからこのマンション対して、どう対応していくか協議していた。

南田「ユメさん、そのお金、本当に支払うんですか?」

ユメ「そうしなければ、マンションが完成しない」

南田「多分、それでも無理ですよ。私達の7月の給料も支払われてないんですよ」

ユメ「8月末で完成させるという約束であと3週間じゃないか、このお金があれば工事はできるんでしょ、田中さん」

田中「下請はお金をもらえれば、工事は続けると言っています」

南田「ユメさん、もっと上の階に行きましょう。下に社長の手下みたいなやつがいるんで聞かれるとまずいです」

ユメ「そうですね、、、私はもっと御社の内部情報がほしいです。財務状況、工事が進められるのか」

南田「だから、いま私たちがこうしてユメさんと話しています。できるだけ情報もってくるんで」

田中「下請は私がまとめますから安心してください」

ユメ「田中さん、御社にお金を払っても下請にお金が支払われる保証がない。本来やるべきではないですが、下請に直接私から話を行い支払う方法で工事継続できるように調整してもらえませんか」

田中「わかりました」

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時間は2年遡って、2017年8月

不動産会社の友人と大阪にあるレストランで会食をすることになった。

友人の名前は吉田(よしりん)、彼とは付き合いだして3年になる。

彼は、まっちゃん(私が不動産投資を始めるきっかけを作った人)から紹介された不動産投資専門の業者である。

まっちゃんから区分マンションを数戸購入したところで、まっちゃんから「ユメさんが規模を大きくしたいなら、専門の業者を紹介するがどうか」と打診を受けて紹介したもらった。

彼からは既に3棟のマンションを購入し、うち1棟を売却し、売却益を出すことに成功していた。

他の2棟も毎月キャッシュフローを生み出してくれる優秀な物件である。

今回もよしりんから紹介したい物件があるから食事でもしながら話をしないかと誘いがあったのだ。

物件は新築プラン3つ

①新快速が停車する駅から徒歩5分の好立地の1億円物件

②県庁や県警本部が立ち並ぶ中心地、最寄りの地下鉄駅から徒歩6分の2億円物件

③閑静な住宅街で線路沿いの小振りな7千万円物件

私は翌日、全ての物件建築予定地を見に行き、②の2億円の物件予定地を購入する決断をした。

このときの私の心境は「これが成功すれば、脱サラが一気に近づくぞ! 夢が叶う」と心躍らせていた。

私は妻にこの物件を購入することを伝えた。昨夜、妻にその時の私の様子を聞いたら「すごいテンションで楽しそうだった。大きな一歩を踏み出すんだって言ってたよ」という感じだったようだ。

我ながら、新築のリスクも分かっておらず、とんでもない奴だなと今になって思う。

その日、よしりんに②の購入意思を伝えて、土地所有会社との面談が決まった。

次回は、これから長い付き合いになる会社が登場します。正直、この会社のおかげで私の転落人生が始まったと言っても過言ではありません。

 

この物語は事実に基づいて構成していますが、登場人物や金額など個人の特定に繋がる情報、契約に関する内容は変更しています。

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